家族が抱える不安

介護が必要になった家族を、身内で介護しなければいけなくなるケースは非常に多い傾向があります。
しかしいざ介護を行わなければならなくなった時、家族の心に生まれるのはさまざまな不安です。

よくある不安は介護のストレスにより虐待をしてしまわないかというもの。
介護をする相手は人間なので、時にはうまく介護ができないこともあります。
また介護される側がこちらの言うことを聞いてくれない、思ったように動いてくれないと介護する側にとっては大きなストレスになってしまうもの。
結果として蓄積された介護ストレスによるイライラは、介護される高齢者に虐待という形でぶつけられるケースが多いのです。
このような介護虐待に関する不安を抱える家族は非常に多く、実際に家族による虐待のケースも少なくないことから「自分もそうなってしまうのではないか」と怖がっている人もいます。

ほかにも仕事をしている人が家族介護をするとなると、場合によっては仕事を辞めなければいけないケースもあります。
そうなると収入が減ってしまうので、お金に関する不安を抱えている人も多いとされています。
特に一人っ子だった場合はほかに頼れる家族もいないケースが多く、高齢の親の介護のために仕事を辞めて再就職することも難しくなるケースがあるようです。

ほかには家族介護そのものに将来性がない、介護が終わった後のことに不安を抱えるケースも見受けられます。
このように、家族構成や状況によって様々な不安を抱えている人が後を絶たないと言われています。